コラム
沖縄県那覇市の事例

依頼人様は全国チェーンホテル勤務で地元の近畿地方で勤務していました。
那覇市内のグループホテルで人手不足もあり、依頼人様がしばらく単身赴任で同市内に住むことになりました。
家族と離れ、知らない土地に来て寂しかったところに現れたのが彼女でした。
人懐っこく世話好きの彼女と話していくうちに惹かれ合い、やがて不倫関係になっていったそうです。
そんな関係が一年ほど続いた頃、単身赴任期間が当初の予定より早まり、依頼人様が家族の居る地元に戻る目処が付きました。
彼女はそれを機に、依頼人様に離婚を望むようになりました。
それどころか不倫関係を会社や家族にバラす、また自殺をほのめかすような発言も出てきてしまったようです。
トラブルを避けたい依頼者様は彼女と別れたいと思うようになりました。

最初の調査は彼女の自宅から

その日は彼女は休み、外出を狙って自宅前から張り込みました。
ほどなくして彼女は車に乗り込み移動を開始、国際通り付近の「ドン・キホーテ」に入りました。
店内を追っていくとドリンクコーナーで足を止めてペットボトル飲料を選び始めました。
接触のチャンスだと判断した女性工作員は、彼女と同時のタイミングで「さんぴん茶」に手を伸ばしました。
このように会話のきっかけを作ったのです。
「このお茶は見たことがない、珍しいですね」
女性工作員の一言に、彼女は人懐っこい笑顔を見せて沖縄では珍しくないお茶だと話してくれました。
そこから沖縄特有の飲料や食品のことなど、いつのまにか彼女に案内されながら一緒に店内を回っていました。
打ち解けたところで連絡先の交換を申し出ると彼女は「もちろん」と承諾してくれました。
二回目の接触で交換を切り出すことがほとんどですが、タイミングがよかったこともあり、一回の接触で交換が出来ました。
その後もLINEのやり取りを進め、二人で出かけることになりました。
「ステーキハウス88」や「サムズバイザシー」に案内されたり、那覇市内だけでなく近郊の「ウミカジテラス」などの観光名所にも行きました。
このことからも、彼女が依頼人様に尽くしていたことが窺えました。

工作員との出会いによる気持ちの変化

女性同士、互いの好きなタイプ、そして過去や今の恋愛の話しにもなりました。
しかし、彼女は同じ職場に彼が居ると言うだけで、なかなか不倫であることは話したがりません。
叶わぬ恋愛であることは彼女が一番分かっているようです。
そこで、工作員自ら過去既婚者と交際していたことを打ち明けました。
そのことが呼び水となり、彼女は徐々に依頼人様のことを話すようになりました。
彼女曰く、不倫を周囲にバラすつもりなければ、ましてや死のうとなんて考えてもいない。
ただ、依頼人様からは単身赴任が終わる話しのみで、これまでの感謝や今後についても何も言わない依頼人様を困らせたかったのだそうです。
つまり、彼女の苛立ちは、離婚しないことではなく、はっきりしない依頼者様の態度に対してでした。
工作員は彼女の話しに同調しつつも、まずはゆっくり話しを聞きました。
これまで誰にも話せず一人苦しんでいたのでしょう、次第に彼女の気持ちもほぐれて行きました。

彼女と工作員との会話は、依頼人様に詳細に報告しました。
依頼人様は彼女の顔色を窺い、はっきりとした別れ話はしなかったようです。
離れるのだから仕方ない…またこっちに来た時は…、
濁した対応をされるたびに彼女の苛立ちが募り、その結果が、両者にストレスを抱える状況になってしまったのです。

その後、依頼人様と彼女はしっかり話し合いをし、穏便に別れを迎えることができました。
依頼人様の希望で、別れてからも工作員は彼女の相談相手として数か月やりとりをしました。
彼女は思いの他穏やかで、新しい恋愛にも積極的に向き合う姿勢でした。
その報告を最後に、工作員はフェードアウトし工作を終えました。

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