別れさせ屋工作

別れさせ屋が語る「結婚が考えられない」時

別れさせ屋が語る「結婚が考えられない」時

「彼はかっこよくて、性格もよく、趣味も合う。だけど、結婚は考えられないです。」
そういって別れさせ屋を訪ねる方は決して少なくは無い。結婚観は人それぞれであるし、恋愛の先に結婚など、将来のことを見据えている方の割合は多いと思う。
彼氏が結婚を急いでいるが、自分はまだ結婚は考えられない。こういった思考を持つ女性は多いようだ。女性は男性に比べて、現在のことや将来のことを、非常に現実的に考える生き物だと言われている。
それ故に結婚というものは、男性の持つ理想を、実現できると女性が感じたときに初めて成立するものではないだろうか。

しかしそのような相談をいただく中で、「お互いに好き合っている二人が、別れを選択する必要が本当にあるのか…?」と感じることもある。

もちろん依頼があれば我々は全力で別れをサポートするが、別れが必ずしも正解では無いこともある。「別れると決めたのに、別れられない」と別れさせ屋に問い合わせてくれる方も多いが、本当に別れるしか道が無いのだろうか。もう一度だけ考えてみてほしい。

別れると決めたのに別れられない理由

「別れたいのに別れられない」
そういって別れさせ屋に問い合わせてくれる方が増えている。その理由は交際相手の暴力や脅し、自傷行為や自殺予告など多岐にわたる。
そして、こと「結婚観の相違による別れ」においての別れられない理由で稀に見られるのは「まだ好きだから」というものである。

それならば別れなければよいのではないか……と思うのだが、相談者様は頑なに「別れなければいけない」と言うのである。
なぜそのような思考に陥るのであろうか。

彼氏は結婚前提で物事を考えている。しかし、自分には結婚は考えられない。
このような温度差を抱え、話し合いを繰り返し、双方妥協しなかった際に出てくるのが別れるという選択肢である。
しかしお互いに好き合っている分、別れ話がこじれてしまうことが多いのが悩みの種だろう。
結婚観の相違という唯一の問題が解消さえされれば、何の問題もなく仲良くやっていけるのだから無理もない。相談者様も彼が結婚の話をしなければ、別れようなどとは思わなかったはずなのだ。
お互いが一歩ずつ歩み寄り、円満に解決できればそれは幸せなことなのだろうが、全てがそうはいかないのが現実である。

しかし、このような理由で別れを決意したとしても、彼からの連絡には応じてしまう。彼と会うと、決意が揺らいでしまう。頭では別れると決めていても、彼を前にすると決心が鈍ってしまう。
そういった悩みを抱えて、弊社を訪ねる方は一定数いるのだ。

話し合いで解決できるラインと、できないライン

なぜ結婚が考えられないか、それを相手にそのまま伝えることが大切であろう。
それは仕事であったり、金銭感覚や親戚付き合いであったり、年齢の問題であったりもするだろう。
双方の考え方にもよるが、話し合うことで解決できる問題と、できない問題というのは必ず存在する。そして後者の場合は、どちらかが妥協するか、別れるしかないものだ。

話し合いで解決できない問題というものは限られるが、確かに存在するものだ。
何を是とし、何を非とするかは各人異なるものだが、どうしても譲れないラインというものは確かに存在する。そのような問題を抱えたカップルは決して少なくは無いだろう。

両者が頑なになりすぎているためにそのようなことが起きるのであって、お互いに好き合っている者同士なら、少なからず歩み寄ることはできるものだ。
例えば、期間を設定すること。相手の生活力や、仕事の問題で結婚に踏み出せない場合は、現実的な収入が得られるようになるまで、現状が改善されるまでの保留期間を設定してあげることも重要である。
自分に生活力が無いことがわかっていて、結婚を急ぐようなら、それはただの自己中心的な考え方に他ならない。相手の欠点をしっかりと指摘して、改善案と時間を与えることが肝要だろう。

線引きをどこでするか

前述のように、話し合いの余地があるにも関わらず、頑なに別れようとする方がいる。
たしかに、相手は結婚を望み自分がそれに応えられないのならば、相手の今後のためにも別れるという選択肢は決して間違ってはいないだろう。
しかし、自分の結婚観を盲目的に信じ、別れるという選択肢しか選べない状態になっている方がいる。そういった場合はまず「別れさせ屋」の我々ではなく、「探偵」であり、「恋愛請負人」である我々に相談していただきたいと思う。

貴方が感じている不安や悩みを、我々に打ち明けてもらえれば、恋愛のプロとしてアドバイスすることも出来る。
別れさせ屋工作を行うかどうかは、選択肢の一つにすぎないのだ。