女性社員がいるか確認しよう

女性スタッフがいなければできない業務があります。
もちろん、女性を全く使わない案件もありますが、「当社は男性スタッフしかおりません」と事前告知する探偵社など存在せず、依頼もとれません。なぜ男性スタッフよりも女性社員に注目するかといえば、もともと探偵業界には女性が集まりにくい土壌があるからです。求人の動きを見ても分かります。男性8に対して女性は2です。さらに適した人物となればその割合はぐっと減ります。

別項でも触れましたが、探偵社は3名以下の小規模経営が多い業界です。確率論から考えても、男性ばかりの業者がその大部分を占めます。まともに告知すればほとんどの依頼は請け負えず、経営できません。

女性スタッフが存在するか否かの判断は容易にできます。実際に事務所に面談に行き、そこに女性がいるか確認するのもいいでしょう。問い合わせ電話をかけて女性が出るかどうかで様子を見るのも一つの方法です。ただ、事務所に足を運んだとき、電話をかけたときに偶然女性がいないこともあります。そのような可能性も考えて、問い合わせをしたときに男性社員と話した後、女性社員の意見も聞いてみたいと頼むことでしょう。現在調査中で手が放せない、相談専門のスタッフは男性だといった言い訳をおとなしく聞いていてはいけません。

相談ベースであっても男性だけでなく女性の意見を参考にするのは必要なことです。男性の分からないことや違った目線からの意見が得られるかもしれません。にも関わらず相談専門のスタッフが男性だけというのは変な話です。また、会社を運営する以上、複数の女性スタッフは必要になりますから、一時間や二時間もあれば女性が電話応対することは可能なはずです。長時間経過してようやく女性社員と話をさせてくれるような探偵社は、相談者に頼まれてはじめて女性を用意したり外部の女性に依頼したりしている可能性があります。

よくあるパターンが面談に行ったときに、工作員の写真をたくさん見せるようなところです。
こんな美人がいるのかとそれで安心してはいけません。ただの写真で、知り合いやモデルを頼んで写真だけを使っていたり、ひどいところではネットから本人の承諾を得ずに無断で使用しているところもあるのです。依頼者が大口と見るなり、そのときだけ女性に頼んできてもらう業者もあります。要するに顔見せバイトのようなものです。このようなケースもありますから、女性が登場したら、業務について細かく質問をしてみて下さい。相談専門のスタッフや営業担当でなくとも、業務に携わっている以上、相談者や依頼者の質問には的確に答えられるはずです。しどろもどろしたり代わりに男性社員が返事をしたりすれば疑う必要があるのです。

別れさせ屋を行う場合において、肉体関係を使うと宣言していて女性社員のみと話すところも要注意です。そもそも自分の会社の社員に肉体関係を使うように言えるものでしょうか。もしそれを実践するのであれば、肉体関係を使うことに抵抗のない女性のバイトを都度雇うはずです。そうなってくるとリスクが出てきます。その手の女性に全て情報を知られてしまうわけで、情報漏えいや女性関係者からの脅迫などトラブルも多く起こっているのです。依頼される場合はどうぞ女性社員に注目して下さい。