別れさせ屋からの報告画像のチェックポイント

小保方のSTAP細胞から始まり、理研の上席研究員の石井、さらにはIPS細胞の山中教授まで論文での画像の切り貼りや使い回しが話題になっている。
しかし、画像の使い回しは科学界の話しだけではなく、別れさせ屋など探偵の世界でも存在するので注意が必要。
別れさせ屋に依頼したがうまくいかなかった。どうしても諦められないと二社目への依頼を考え、当社に相談に来た。
もちろん、引き継ぐ上で前業者が何をしてきたか知る必要があるので詳しく話を聞く。

そのときに、相談者から見せられた前業者の報告書の画像を見て、唖然とすることがある。
6月の対象者の自宅の外観画像、アサガオが写り込んでいた。ページをめくり、先に目をやると9月の自宅外観画像にもアサガオが写っていた。
依頼している側の意識は、画像に写り込む植物にはないわけで、気付かずにその報告内容を受け止めていたのだろう。
こんなこともある。
11月の報告画像に写り込んでいた工事中の建築物。2か月後の翌年1月の報告画像の1カットにもそれが写り込んでいたのだが、件の建築物の工事が全く進んでいない。工事機材の配置も変わっていない。
つまり、何回か行っているように見せてはいるが、撮影した日は同じで、単なる画像の使い回しなわけだ。
このような機会に遭遇したのは一度や二度ではない。結構な頻度で、画像の使い回しに気付く。
8月の夕方の報告画像の片隅に小さく下校中の小学生の姿が写り込んでいたりする。
夏休みでどう考えてもあり得ず、これは6月か7月のこの日の調査を使い回したなと分かる。
スーパーの店内画像の端に小さくセールの期間が写り込んでいた。しかし、その期間がとっくに過ぎた日の報告であったりすることもある。
どうしても意識は対象者や関係先の建物に目が向いてしまうから、こうした細かなところには気付かないのだ。
騙されていた事実に気づくことも重要だが、その結果報告を真に受けて、それに添って二社目の業者が工作を進めてしまうのがもっと痛い。
前業者へ支払った金銭を無駄にはしたくはない、せっかく得た情報なのだからそれを利用したいという気持ちは痛いほど分かる。
しかし、その情報が実は虚偽であれば、いくら二社目が誠実に行ったとしても、振り回され無駄なコストをさらに費やすことになってしまうわけだ。
このような誤魔化しを行う探偵社も、対象者やその関係者の画像については、細心の注意を払う。
冬の季節に夏の半袖姿の対象者の画像を使い回しで報告するバカはいない。
晴れの天気の報告画像に傘をさした対象者画像を使用することもない。
しかし、調査とは因果関係のないこういった些細なところまでは依頼者同様に見逃す可能性が高く、画像をチェックするのであればむしろそういった箇所に注目することだ。

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