別れさせ屋工作

いつも合意できるとは限らない

いつも合意できるとは限らない

夫婦は合意の積み重ねだとよく言われます。
赤の他人が一緒に暮らすわけですから些細な違いは掃いて捨てるほどあります。
お金の使い方や子供の教育といった大きなものから、歯磨きは食後にするのか寝る前にするのかといった小さなことまで、議論して合意して、議論して合意して…を繰り返すのです。
もちろんすべてのことに合意が得られるわけではありません。どうしても譲れないことがあったり、我慢を強いられることもあります。
合意できないことが増え、マイナスの感情が積み重なれば、やがて行きつく先は仮面夫婦だったりするのです。

不倫がバレて別居になったとか、お金を浪費する癖が直らないと怒りから大げんかするようなケースとは異なり、仮面夫婦は静かに静かに進んでいきます。
そのため仮面夫婦は一見、仲が良いように見えることが多々あるのです。
何かの統計では、自分たちが仮面夫婦だと認識している夫婦は3割にものぼるとあります。
あの夫婦は別居もせず不倫もない、どちらかというと仲良しに見えるという状況でも、実は仮面夫婦だった、なんてことがあるのです。

仮面夫婦の別れさせは簡単?

ところで別れさせ屋の相談内容でとても多いのが夫婦の別れさせ屋工作です。
不倫関係にある恋人夫婦を別れさせたい!という内容ですね。
ご相談される皆さんは、別れさせ屋工作に掛かるお金の面以外に、ターゲットとなる夫婦の仲がどうなのか気にされる方が多い。
新婚だったり、子供がいて仲良しに見える、喧嘩が絶えず別居中など、夫婦仲が別れさせ屋工作にどう影響するか?と考えてしまうようです。
少なくとも夫婦の片割れは不倫しているわけですから、なんの問題もない夫婦ということはありません。
しかし仮面夫婦であるならば、外面は良く見た目上は問題がないように見えるのです。

なぜ離婚しないかを見極める

彼らはある合意の上で結婚生活を続けているとも言えます。
お金のため、子供のため、体裁のため。
愛情は全くないが別れを切り出すタイミングを無くし、そのまま時間が過ぎて気付いた時には何もかも通り過ぎた場所にいた、なんてこともあります。
そこで別れさせ屋が工作を行うためには、対象者夫婦の様子をしっかりと確認する必要があります。
仮面夫婦なのか違うのか、夫婦は何らかの合意に基づいて離婚しないのか。
別居していたとしても、それはそれで合意していたら別れさせ屋工作は簡単ではありません。別居することによってお互いの欲求を満たしている状態、つまり落ち着いた関係というのは意外とやっかいなものなのです。

離婚しない理由は本人以外には分からない

こうしてみると夫婦の実態を知ることの大事さが浮き彫りになってきます。
順調に見える夫婦だったとしても、傍から見た感じでは分からない問題を抱えているものです。
実際、問題の無い夫婦のほうが少ないでしょう。
要はその程度であって、玄関の靴を揃えないから口論になるとか、洗濯物の畳み方が違うといった日常的な問題よりも、片方が不倫しているといった男女の問題の方が根は深く大きいわけです。

離婚のため別れさせ屋がすること

別居してしまえば気が楽になって離婚しないケースもありますが、別居は経済的にも負担が大きく、結局はお互いに同じ場所にとどまり、不満を蓄積しながら仮面夫婦となります。
心のどこかでは離婚したいと願っているので、潜在的な離婚予備軍とも言えます。
そういった我慢をしている夫婦ならば、別れさせ屋が間に入ってちょっと背中を押してあげたり、今とは異なる未来の景色を見せてあげることで、スムーズに次の一歩を踏み出せたりするのです。