別れさせ屋工作

知っているのは文春だけじゃない。

知っているのは文春だけじゃない。

不倫は文化だ!
ひと昔前、そんなことを言って叩かれた芸能人がいましたが、皆さん覚えていますか?
文化かどうかは置いといて、不倫が世に溢れているのは事実。特に2016年はゲス不倫を筆頭に実にいろんな芸能人が週刊誌の餌食になってましたね。しかし別れさせ屋にとっては今さら驚くことではありません。
不倫カップルは、別れさせ屋工作のターゲットの代表格と言ってよい存在なのです。

妻からの依頼、夫からの依頼、はたまた二人目の愛人からの依頼など…蓋を開けるとその内容は様々。相手が有名人なんてこともある。
タレントであろうが落語家であろうが歌手であろうが政治家であろうが・・・、どこにだって不倫は転がっているのです。
今回そんな「不倫関係にあるカップル」にスポットを当て、別れさせるための方法についてちょっとお話しましょう。

別れさせ屋の出番はいつ?

不倫カップルを別れさせるためには・・と考えた時、誰しも思い浮かぶのが不貞の証拠を掴むことでしょう。
ホテルや自宅の出入りの場面を複数回撮影する。不貞行為の信ぴょう性を高めるためには手つなぎ2ショットや別れ際の路チューの画像を差し込むとより効果的。
そんでもって動かぬ証拠を掴んで、さぁどうだ!と相手に突き付ける。
これでズバッと解決できると思うものです。

しかしそうは簡単に行かないのが男女問題の現実です。
不倫がばれたこともさることながら配偶者に調べられたという事実がずうぅんと重くのしかかってくれば、相手を信用できなくなります。
当然ながら夫婦再生の道は険しくなる。そして感情的になれば慰謝料請求だ裁判だと泥沼化は必至。
「家族で話し合いました。今後は嫁と子供を大事にします。」なんてうすら寒いコメントを発して、ボロボロの夫婦の現実を糊塗するのが精いっぱいだったりするのです。
つまり調査のみを行う探偵社に頼む場合、離婚上等、裁判カモン、ぐらいの心意気が必要なワケ。
愛する妻や夫と不倫相手を別れさせたい、しかし自分と相手の関係は壊したくない…という時には向いてないんですね。
こういう時には別れさせ屋の出番となるのです。

別れさせ屋のやり方

例えば夫からの依頼で、妻と浮気相手の彼氏を別れさせたい、という場合。
彼氏の身元を特定するまでは普通の探偵社と変わりません。ただどこの誰というだけではなく、通勤ルートや立ち寄るお店、持っているカバンや服装などもチェックします。
そして工作員が接触。工作を仕掛けていくのです。
実は工作員は男でも女でもできます。ターゲットに合わせて選んだり状況に応じて決めたりするのです。ここではわかりやすい女性工作員を例にとってご説明しましょう。
女性であっても始めのうちは恋愛色を出さずに、友達として接していく。そこからターゲットの反応次第で、あくまでそのまま友達として関係を深めていくのか、もしくは恋愛関係に持ち込んでいくのか見極めていきます。
もちろん恋愛関係といっても、所謂ハニートラップのような肉体関係を持つわけではありません。

連絡を取り合い、実際に会って親しくなっていきながら戦略を練っていく。
「不倫」に対してネガティブなイメージを持つよう誘導していきそのまま別れさせることもあれば、「私と本気で付きあってくれるなら、今の交際相手と別れてほしい」と相手に迫ることもある。
「不倫しているなんて最低。向うのご主人が何も知らないのが可哀想」と言い放ち、依頼人である夫に告知する流れもあります。この場合は調べたのではなく、知らされた形になるので、依頼人様は妻から恨まれずに済むのです。
このように別れさせ屋は要望や状況、予算を鑑みながら、リスクも踏まえて不倫カップルを別れさせる方法を考えていくのです。