別れさせ屋工作

依頼者様が知った衝撃の事実

依頼者様が知った衝撃の事実

以前、彼とその浮気相手を別れさせてほしいという別れさせ屋工作の依頼があった。
接触・会食までスムーズに進み、その浮気相手から聞き出した情報に工作員は驚愕した。

浮気相手と思っていた彼女は、彼と同棲していて3か月後に籍を入れることが確定していた。
すでに互いの両親にも挨拶済み。
結婚式場選びに頭を悩ませるのが楽しい日々とのこと。
そう、浮気相手だと思っていた彼女が本命で、依頼者様が浮気相手だったのだ。

長年別れさせ屋をやっていると、今回のようなイレギュラーなこともちょくちょくある。
第三者の立場からしてみれば、漫談や落語にありそうな笑い話なのだが、当の本人からしてみれば逆転サヨナラホームランを打たれたような気分だろう。これが彼女という立場じゃなく奥さんであれば明確に本命だと分かるのだが…
男女問題はいつも面倒だと歌っていた歌手もいるが、はたから見ればそうかもしれない。
彼が二股を掛けていなければ、もしくは本当のことを打ち明けていれば、こんな結果にはならなかったのだから。

別の女の影を探る

結婚して奥さんという確固たるポジションに付いていない場合、自分が本命の彼女かどうかを知るのは意外と難しい。
というよりも、わざわざ本命か浮気相手かなんて気にする人の方が少ないだろう。
普通は彼女になった時点で本命だと思うだろうし、彼が二股、三股しているとは考えたくないはず。彼が独身であれば、とりあえず不倫ではないので、一安心してしまうのだ。

そこで自分が本命かどうか見極めるにはどうすればいいか?
それは…同棲してしまうのが一番手っ取り早い。一緒にいる時間の長さ、経済共同体という形、隠し事をしづらい環境。彼がそれを受け入れるならば本命と言えるだろう。
しかし、それが出来ない人も多いので探偵目線で少しだけポイントを教えておこう。

探偵が教えるチェックポイント

まずは携帯電話。浮気の発覚率で断トツを誇るアイテムだが、私の考えでは携帯を覗き見るという行為はあまりお勧めしない。見ても良いことはない、罪悪感がある、という人は止めておいた方が無難だ。
そこでどうするか。携帯を持っている時の様子で判断するのである。一緒にいるときに携帯電話を肌身離さず持っている場合は怪しいと判断すべき。なかにはトイレやお風呂にまで持っていく人がいるようだ。見られたくない情報が入っているのがバレバレである。やたら着信音やバイブにすぐに反応するのも要注意。そのときの彼氏の表情に注目してみよう。あなたと目を合わせないときは女性からの連絡かもしれない。
次にチェックするのは移動履歴だ。
例えばETCカードやSuica。今はネットでどこからどこまで乗ったのか、すぐに確認できる。また、カーナビの履歴なんかもチェックしよう。意外と消し忘れが多く、仕事と言っていた日に別の場所に行っていたことが判明することがある。それが人気のデートスポットなら女と一緒の可能性が高い。

別れさせ屋のメリット

あとは女の影が見つかった場合、その後どう行動するかが大事だ。
事実を彼に伝え、浮気相手とキッパリと別れてもらえるのであればそれもいいだろう。しかし、それを伝えて逆ギレされ、永遠にさようならというパターンもありえるのだ。
そういうリスクを回避するために、別れさせ屋を使う人もいる。
自分は安全な位置にいて、何も知らないフリをする。そうしておいて、工作により浮気相手と別れてもらう。
逆に自分が浮気相手で、本命と別れてもらいたいときにも別れさせ屋は使えるのだ。