復縁屋

彼が冷たい…この予感にどう対応するか

別れの予感と対応策

ある統計によると、どんなカップルも約2年たつと、半数近くが別れてしまうそうです。
恋愛には付き物である別れですが、その別れの前に感じる「予感」にどう対応するかで、その後の二人の関係は変わります。
そこで今までの恋愛を振り返ってみてください。
それこそ早いうちに別れてしまうこともたくさんあったのではないでしょうか。
そして別れには、「予感」ともいうべきものが存在しています。
なんか最近うまくいかない…とか、なんとなくギクシャクしはじめたな…などと感じ始めたら、それは別れの予感とも言えるでしょう。

恋愛における不安

ここで、その予感に対してどう対応するかが、恋愛の別れ道となります。
この別れの予感は、恋愛における不安ともいえます。
人は不安に襲われると、逃避・転化・対抗といったリアクションを取ります。
どうせ機嫌が悪いのだけ、そのうち良くなるだろう、と見ないフリをするのが逃避ですね。
これでは二人の関係は悪化の一途をたどります。
なぜならアナタが感じている不安は相手も感じていることが多いからです。
また、会う回数を減らしたり、距離を置いたりというのは、負の逃避ともいえる転化活動になります。
距離を置いてお互い考えてみよう、とセリフの聞こえはいいかもしれませんが、実はたいてい状況がよくなることはないのです。

満たされない欲求

私たち人間は、様々な欲求を抱えながら生活しています。
おいしいものを食べたい、ぜいたくな暮らしがしたい、お金が欲しい、素敵な恋人が欲しい、結婚したい、彼とやり直したい、出世したい、強くなりたい・・・など、欲求の形は無限にあるともいえます。
しかし一方では、日々の生活をしながら、すべての欲求が満たされないことも学習しています。
人間が社会生活を営む以上、欲求はその社会の枠組みから逃れることはできず、統制をうけ、はみ出すものは罰せられていくのです。
欲求の統制について総合的に研究し、理論化した最初の学者がかの有名なフロイドです。
彼によると人が欲求不満(フラストレーション)におちいると、人にはできるだけこの状況を回避して自我を守ろうとする作用「自我防衛機制」が働くとしています。
この「自我防衛機制」の一つに「抑圧」があります。
抑圧とは不安の原因になり、ひいては自我の破局さえも招くであろう観念や欲求を、自分の意識外(無意識)に閉め出してしまう、自動的かつ無意識的な防衛機能のことです。
さらにこの抑圧された観念は、無意識のうちに潜み、その後の人の行動を支配したり、夢に出てきたりするようになります。

自分を合理化していないか

意識下に封じ込める抑圧とは異なり、「合理化」は本来の欲求や動機を隠して、自分の行動を自分に都合よく理屈をつけて正当化する働きです。
この典型的な例として、イソップ童話の『すっぱいぶどう』の話が引き合いに出されます。
ぶどうが食べたい、という欲求に対して、ぶどうまで手が届かず手に入れることができない現状があります。
そこで、どうせあのぶどうはすっぱいに違いない、と自分に都合よく理屈をつけて、欲求が満たされない気持ちの合理化を図るわけですね。
これらと別れの予感を感じた際の心の動きは似ている部分があります。
別れから目をそらす。どうせ別れる運命だったと考える。抑圧と合理化ですね。

別れの予感を感じたら

別れの予感を感じたら

やはり不安の原因となる部分をしっかりと究明して、その原因を取り除くなり、妥協策を見出すなりしていくのが大人の恋愛ともいえるでしょう。
特に男性の気持ちは、女性に比べてピークが早く訪れます。
すなわち何も考えずにただつき合っていたら、気持ちは確実に冷めていくものなのです。
では、具体的にはどうしたらいいのでしょうか?
それは「相手の望むこと」をしてあげることです。
逆にやってはいけないことも同じです。
これまで言われたことなどと思い返し、相手に歩み寄ることは大事です。
どんな恋愛においても交際相手に不満はあるものです。
完璧に見えた人でさえも、付き合っていくうちにアラが見えてきます。そんなときに直接不満を相手にぶつけることは得策ではありません。
「どうして〜してくれないの?」「この前こうして欲しかった」「何で何で?」というように相手を責めることは、相手の感情を逆撫でし、態度を硬化させてしまうだけなのです。

好意には好意で返す

例えば、メールを相手に送って、返信がすぐになかったとします。
そのとき、「なんですぐに返してくれないの?」と思ってしまいがちです。
さらに、相手が忙しくて返す時間がない、と言っても「メール返す時間くらいあるでしょう。」
とエスカレートしてしまうことはないでしょうか。
たしかにどんなに忙しくても、食事はするでしょうし、通勤の電車の中でメールの返信をするぐらいの時間はあるでしょう。
しかしこの場合の”忙しい”というのは物理的に忙しいのはもちろんのこと、精神的にも”忙しい”ものなのです。
”忙しい”という一言の中にそういった要素が含まれていることを察してあげることが今、相手があなたに望んでいることなのですね。
また好意の返報性というものがあります。
人からもらった好意には、必ず同じような好意を返してくるというものです。具体的な言葉やプレゼントでなくても、思いやりや快適な時間をあなたが相手に提供すれば、相手もあなたにそれを返してくれることでしょう。
どちらにしても、それだけで二人の関係はぐっと長続きするものなのです。
彼の本音が見えないのであれば、工作を利用して知る方法もあります。