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結局、寝れない夜を過ごしてしまいました。もう、何なの!? 浮気しに行ったんじゃなかったの?! ゴルフって嘘ついて、何がしたかったの!?
横で背を丸めながらスヤスヤ眠る主人が憎らしくてたまらない。
相手は誰なの? 適当にあしらわれて、ドタキャンされたんでしょ? ああ、悔しい! 私の主人をそんな扱い方するなんて許せない! いや、浮気する主人はもっと酷い!私って一体何なの?これまでの結婚生活っていったい何だったの?!
一晩ですっかり憎悪が熟成されてしまったみたいでした。私は、ドス黒い自分の感情が抑えられなくなりそうで全く眠れませんでした。
本当におかしくなりそうだった私は、主人が出勤するとすぐに三沢さんへ連絡を入れたのでした。
「どうも、解せないんですよね。ドタキャンの仕方が慣れているというか、ご主人の気持ちを翻弄しているような雰囲気もありましたからね。もしかしたら、相手の女性は素人じゃないかもしれませんよ?」
いつも、三沢さんには驚かされてしまう。何で、そんなこと思いつくのか。私など、まるで考えも及ばなかった。つまり、三沢さんの予想は、次のようなものでした。
1.相手の女性は、ホステスか風俗嬢の可能性がある。
2.手の平で踊らされている男性は、会いたくて仕方なくなってくる。
3.どれだけ邪険に扱われても、気持ちが傾いていく。
「だから、恐らく来週末も同じように会おうとするはずですよ!」
三沢さんは自信あり気でした。私もそんな気がします。
きっと、主人は来週も女に会いに行くのでしょう。また間抜けな行動を取るのか、
今度こそはホテルにでも行くのか。私をもう一人の自分が見ているような、
不思議な気持ちにもなりましたが、ここまで来たらハッキリさせたい。
いえ、させなくては…。
もう、主人が浮気していることは私の中で確信に変わっていました。
ハッキリした証拠さえ手に入れば、私も気持ちの整理がつくはず。そうなったときの気持ちなど予測はできないけど、きっと…。
そして、一週間後。三沢さんの読みどおり、ふたたび主人は不可解な行動に出たのでした!
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