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週刊特報 連載中 「探偵 スッパ抜き紀行」------------------

8/2号 アナタのようになりたい…
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豊探偵の必須条件。
それは、体力だ。
激務を消化しつつ、『食べれるときに食べる!』を実践する探偵たち。
今週は、探偵の食生活に触れつつ、つかの間の出会いに胸をときめかす探偵のプライバシーをこそっりレポート!


 「何か、また逞しくなったね」
久しぶりの知人に会うと必ず言われてしまうこのセリフ。
早朝から張り込みをする日もあれば、真夜中の仕事が続くこともある。

もちろん生活は不規則。

探偵という職業は宿命的に、ストレスで激痩せするか、偏った食生活になって激太りするかどちらかなのだ。

探偵歴5年になる私の場合は、ストレスより食い気。というワケで、後者の体重10キロ増。

腹が減っては何とやら。

しかし、食べるといっても、緊急事態に備えて、すぐに食べれて携帯可のものじゃなければいけない。
しかも、少量で腹が膨れるものしか食べられないのだ。
となると、ほとんどコンビニで済ませることになる。
要するに、防腐剤入りの太りやすいものを摂取しがちになるのだ。
事務所ではスタッフたちがこんな冗談を言うこともしばしば。

「防腐剤が入った食べ物ばかり食ってるから、オレたち死んでも腐らなかったりしてな」(笑)

笑えない…。

栄養を摂りたい。

おしゃれな店で食べたい! 

カラダの悲鳴に呼応して虚栄心が疼く。

そして、私は、たまの休日、五反田に向う。
そこには、『フランクリン・アベニュー』という高級ハンバーガー店があるからだ。

せっかく行くのにハンバーガー。

悲しい探偵の性というか、あまり高級過ぎると胃が受けつけないのだ。

しかし、この店は、ハンバーガーと言っても、1個軽〜く千円はする。

私にとっては、十分、高級なのだ。

そして、私がココを訪れる理由が、もうひとつある。

それは、“野獣”ボブ・サップがその店の常連だから! 

私のカラダは、太る一方。

だから、鍛えてサップのようになりたい。
ダイエットをあきらめた私に残された唯一の目標なのだ。となれば、本物にぜひ会ってみたい!

サップ出没の情報をもとに店へ通うこと、数回目。

とうとう、サップと遭遇することができた! 

大柄の日本人マネージャーを同伴して、間違いようのない巨体をトレーニングウエアに包み込んだ“野獣”が目の前に現われたのだ! 

来店すると、すぐさま注文し、豪快に高級ハンバーガーを食べ続けるサップ。

その食いっぷりは、まさしく“野獣”。

すると、同じ店にいた若い夫婦と、その母親らしき3人組がサップに近寄っていくではないか。

先を越された! 

しかも、写真撮影まで頼んでいる。

クソォ〜。

隠し撮りならプロなのだが、正面から撮らせてもらうのはなぁ。

これも職業病の一種。

悲しい性が恨めしい…。

かくして、突然声を掛けられたサップだが、自分から立ち上がって女性の肩に手をまわし、豪快なニコニコ顔を披露。
おまけに、率先していろんなポーズを取っている。
愛想が悪かったり自意識過剰な芸能人なんて腐るほどいるのに、なんという素晴らしさ! 

サップのサービス精神は本物だ。と、思ったのもつかの間、相手が連れの男性に代わったとたんに笑顔が消えて、やる気なさそうなガッツポーズ。

そりゃあ、女の方がいいに決まってるけど。
サップといえども男であることに代りはない。

何か、そういう人間くさいところが、また、うれしくなったりして。 

ん、待てよ。

ということは、私も挨拶したら喜んでもらえるのでは? 

仲間からは“ミニ・サップ”と呼ばれる私でも、一応、女だし…。

【探偵ファイルNO.13】
何やら商談をしているような中年男性二人。
実はコレ、某女装クラブの主催者と会員。
奥様からの依頼で、夫の素行を調査したところ、夫は女装クラブにハマっていた。
食い入るような目でドレスやハイヒールのカタログを見つめる夫。
その姿を収めた写真を見て奥様は「情けない…」と呆れ顔。
離婚を決意した。