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週刊特報 連載中 「探偵 スッパ抜き紀行」------------------ |
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7/19号 A有名人“知人見せかけ”工作!? |
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豊富な人脈を探偵業に活用する。
そんな手法を取れるのも、元週刊誌記者の強み。
しかし、思いも掛けず“知人”となり、恐ろしいほどのタイミングで活用できるケースは稀。
そんな離れ業が見事にはまった案件の舞台裏とは!? |
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工作に当たっては、あらゆる手段を用いるのが探偵という職業。
人脈も立派な武器となるのだ。
元週刊誌記者である自分の名刺フォルダーには、豊富な人脈が揃っている。
これをフルに活用。そして、接触を試みる対象者の趣味趣向から行動パターン、性格まで加味したうえでプロファイリングし、ベストと思われるシチュエーションと方法で、自然な友人関係を築きあげるのだ。
ここまでいけば、後は、必要な情報を聞き出すだけ。
今回の対象者に関するキーワードは、車。
それも、ドレスアップ・カーにご執心とか。
そして、4月18日に、お台場の『青海公園』で開催されるドレスアップ・カーのショーに、対象者が行く予定であるという情報を入手。
そこで、さっそく人脈を駆使。
ひとりの知人が、そのショーで出店するという話を耳にした。
まさに、人脈は力なり。
都合のいいことに、そのショーで飲み物と食べ物を販売する店は、知人の店だけだという。
ここに対象者が立ち寄れば、手が滑ったフリをしてケチャップをかけたり、飲みの物をわざとこぼしたりなど、接触のチャンスはいくらでもある。
そこで、知人に協力を仰ぎ、我々は作戦を実行へ移した。
ショーの当日、知人の店を手伝うスタッフに成りすまし、対象者がやって来るのを待つ。
それにしても忙しい…。
万が一のこともあって、工作員は自分を含めて2名だったのだが、猫の手も借りたいような状況。
一方で知人は、ただバイトの活躍にホクホク顔だ。
これで、対象者が現われなかったら、最悪である。
そんな状況の中、ショーの関係者が店に来て、
「ここで食べ物がもらえると聞いたんですが…」
と、ひとこと。
無言で愛想なくうなずきながら、傍らに目をやった。
すると、その関係者の隣に、
魔裟斗の姿が!
『K‐1』中量級のチャンピオンの魔裟斗である。
鍛えられた体は見事な逆三角形。
色黒で、ホクロの多さが印象的。
細身のパンツにキャップを深くかぶり、サングラスを着用と、ファッションセンスもいい。
それにしても、さすがは遊び人(?)。
どこにでも顔を出してるんだなぁ。
しかし、こんなチャラチャラしたヤツより、ストイックな小比類巻選手の方が好きだ。という思いとは裏腹に出た言葉は、
「あ、『K‐1』観てますよ。頑張ってください!」であった。
超ミーハー…。すると、魔裟斗が、
「マジで? ありがとう。頑張るよ!」
ときた。
けっこうイイ奴じゃん。
その後、地下1階にある楽屋にゴミ回収に行かされた。
ただ働きなのに、知人も人使いが荒い。
すると、そこで魔裟斗にふたたび遭遇。
「あ、何か持ってきましょうか? あのう、ファンなんです。握手してもらえますか?」
ミーハー魂全開!
「マジで? いいよ!」
ホント、気さくでイイ奴じゃん! さらには、
「あとで店に顔出すよ」
という言葉どおり、魔裟斗が店にやって来た。
すると、その横に対象者を発見!
彼も魔裟斗に気づいたようす。
そこで、すかさず、
「さきほどはどうも!」
と、魔裟斗に声を掛け、知り合いかのように演出。
対象者に印象付けることによって、スムーズな接触に成功したのだった。
ホント、魔裟斗様々。
マジで、イイ奴じゃん!
【探偵ファイルNO.12】
依頼者は彼らの母親たち。
学校に行かずに遊び歩いている。
彼らの気持ちを聞きだし、代わりに叱ってくれとの依頼。補導員に扮した工作員が接触。
最初は難色を示していたものの次第に心を開き始める少年たち。
学校と家のストレスで行き場を失っているとのこと。
現代社会の隠された問題を垣間見た一幕であった。
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