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週刊特報 連載中 「探偵 スッパ抜き紀行」------------------ |
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6/28号 AVメーカーの恐るべき企てin富士の樹海!? |
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人探し。
定番であった調査も最近は激減している。
しかし、ごく稀に依頼が飛び込んでくることも。
失踪して1週間。
『富士の樹海』というキーワードしかわからないまま、調査員は現場へ。
そこで目撃した驚くべき光景とは…。
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「一刻も早く現場に飛べ!」
非情な指令が入る。
その依頼は人探しであった。最近、激減している調査だが、ポイントが絞れている場合は、受けることもある。
失踪者の置手紙には『青木ケ原へ…』という文字が記してあった。
悪名高い“富士の樹海”である。
1週間前に消えてしまった彼を探して欲しいという依頼人。
警察に届けを出したものの、真剣に取り合ってくれず、思い余って弊社の門を叩いた。
時間がない。写真を片手に、さっそく青木ケ原へ。
しかし、現実は、甘くはなかった。
広い…。
広過ぎる!
砂浜に落した指輪を探すようなものだ。
それでも、あきらめるわけにはいかない。
絶望感に打ちひしがれながらも、数名の調査員で森の中を進んでいく。
そのとき、調査員たちは、異様な集団と遭遇した。
警察にも見えないし、一体、何者たちなのか?
「何をしてるんですか?」
好奇心から彼らに接触した我々は、驚くべきセリフを耳にした。
「AV撮影のロケ班ですが」
アダルト・ビデオ? 青木ケ原で?
メンバーは、廃墟サイトの管理人・ウシロメタサなる人物と、メーカーのスタッフ数名。
ある企画をもとに、青木ケ原を舞台にしたAVを作ろうと目論んでいるのだとか。
その内容とは…。
「はじめは、これから死のうとしている自殺志願者の男性を見つけ、同伴している女優とのカラミを提案。死ぬ前にセックスしてもらって、『自殺なんて止めようよ!』と救済するガチンコものを作ろうと思ったんですけどね」
なんという大胆な企画!
ウシロ氏が続ける。
「青木ケ原には“赤いドレスの女伝説”という話がありましてね。
死に至らずに生還した自殺志願者の多くが『死のうとしているときに横に寄り添っていてくれた“赤いドレスを着た女性”はどこに行ったんですか?』というセリフを口にするらしいんですが、そんな女性の姿は確認されたことがない。
幻覚なのか何なのかは不明ですが、それが、伝説になっているんですね。
そこで、これをモチーフにすることになったんです。
女優に赤いドレスを着させて、自殺志願者を探し、エロを交えて救済するんです。
ガチンコですから撮影はもちろん青木ケ原でやるので、ロケ班してるんですけどね。
ところで、そちらは何のために?」
こちらが失踪者の捜索でる旨を伝えると、彼らも協力してくれることに。
期せずして混成部隊となった我々は、もっとも多くの死体が見つかるというスポットに向った。
「ウワ、し、死体がある!」
調査員のひとりが、まだ生前の面影を残す生々しい男性の死体を発見した。
顔の一部は醜く腐乱している。
年齢が失踪者に近かった恐る恐る確認。
しかし、写真に写っている笑顔の人物とは明らかに別人であった。
まずは、一安心。と、そのとき、事務所から、失踪者が無事戻ったという連絡が入った。
青木ケ原に入ったのは事実だが、思い直して帰ってきたのだという。
「よかったですね。赤いドレスの女に会えたからかな」
昨年、“富士の樹海”で発見された死体の数は105体。
自殺者の実数はそれ以上だろう。
漆黒の闇に包まれていく樹海の表情に悪寒を覚えつつ、ウシロ氏の言葉がいつまでも耳にこだましていた…。
【キャプション】
AVのロケ班メンバーとともに樹海を散策
【データ】
“富士の樹海”でガチンコ撮影を敢行したAV作品
『青木ヶ原樹海伝説〜赤いドレスの女〜』
は7月にXアルファー・インターナショナルより発売予定
【探偵ファイルNO.9】
写真の女性に一目惚れをした依頼人。
女性の住所を知りたいとのことで調査開始。
判明したマンションの名義人は男性であった。
2人の関係を調べるために素行調査を開始。
1週間調査を行っても男性の影はない。
聞き込み調査の結果、女性はニューハーフであることが判明。
調査員も驚く程の美貌の持ち主であった。
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