週刊特報 連載中 「探偵 スッパ抜き紀行」
6/7号 仰天目撃!"夜の筋肉番付"!?記事を紙面スタイルで読みたい方はこちらを
探偵の基本といえば尾行。だからと言ってナメちゃいけない。行き着く先に何があるかは神のみぞ知る。今週は新米探偵が計らずも見てしまった究極の愛のカタチ…。男たちのマッチョな生きざまを紹介しよう。
探偵になって早1年。めまぐるしい日々を送っておりますが、毎日が驚きの連続です。
中でも恋愛絡みがスゴイ。
十人十色とはまさにこのこと。
今週はボクが経験した単純明快、奇々怪々(?)な恋模様についてお話いたします。
あれはボクが入社して間もないウブな頃。とある男性を尾行してほしいという依頼が入りました。
依頼人は男性。
ターゲットは普通のショップ店員。
ただ理由は聞かないで欲しい、とのこと。
なにやらいわくありげですが、よくあることなので、引き受けることになりました。
そこで初の担当案件で張り切っていたボクに依頼人が一つ条件を提示してきたんです。
「男性と会っていたら、尾行のターゲットを切り替えて、その会っていた男性を追って欲しいんですが。女性だったら、追わなくていいです」
不思議です。
とっても。
念のために聞き直しても、『男性です!』とキッパリ。
ウーム、仕事上のトラブルか? とりあえず、意向を汲んで調査に入りました。
張込当日、仕事を終えて店から出て来る彼をキャッチし、さっそく尾行開始です。
最寄駅をスルーし、遠くの駅まで歩く彼。
おっと、そう来たか。
これは慎重に追尾しなきゃ。
ただ彼の後ろ姿を見ているうちにフト違和感を覚えたボク。
いったいナニがかって?
ズバリ、お尻です。
こいつのせいだ!
不自然なくらいに、ケツをクネクネさせて歩く彼。
とってもキモイのです…。
しかし、これも仕事。
目立つケツに注目しながら尾行を続けたのでした。
電車に乗り、○袋駅で下車。改札を出たのですが、その後の彼は、超挙動不審でした。
何度も辺りを見回し、ボクの肝を冷やしてくれました。
繁華街を抜け、静かな住宅街へと辿り着いき、鋭く一瞥をくれた後、マンション風の建物の中へ消えていきました。ここはなんだろう?
ラブホテルにしちゃ値段も料金も書いてない。
黒いスモークの張られた自動ドアには『会員専用』の文字が…。
しばらく張込みを継続していると、来るわ来るわ、次から次へと人が建物に吸い込まれていくではないですか。
しかも、全て男性です。
彼らの醸し出す一種独特の雰囲気がボクに答えをもたらしてくれました。
やっと、わかりましたよ。
依頼人様のご意向が!
ピッチピチのTシャツを着た筋肉カップルが来たかと思えば、高級車で乗りつけ、運転手を待たせたまま一人で入っていく初老の男性もいます。
そう。ここは、究極のハッテン場、ホモ・マンションだったのです!
"夜の筋肉番付"よろしく、色々な愛のかたちが実践される男たちの楽園というワケです。
ここでフト、ある問題に気付いたボク。
彼は誰と会っているのか?
潜入調査はさすがに怖い。
あのマッチョに押さえ込まれたらアウトです。
そこで依頼人に連絡。
「…と、まあ、そんな状況なんですが」
「あぁ、そこですか。じゃあもういいですよ。私、今からそこに行きますから!」
ココ、知ってるの?
そして、入っちゃうんだあ。何はともあれ終了となり、ホッと一安心のスタッフ一同。
この後どんな修羅場があったのかって? それは、ご想像にお任せいたします…。
【探偵ファイルNO・6】
腹ばいで待ち続けるこ3時間。
警戒心の強い不倫カップルで尾行は不可。
証拠を押えるために女性側の自宅付近にて事前に激写ポイントを選び、ビルの屋上から撮影した。
こんなときに大変なのがトイレ。
この日はオシッコで持参したペットボトルが満タンに。
撮影後、それを持ち帰る際、社用車内にこぼし大惨事に。
