探偵社長のズバリ言います!
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「工作の成功率の矛盾を説く②」
私はもともと専攻が理数系なので、確率や統計等と言ったキーワードになると敏感に反応してしまう。
以下のような二つの素朴な疑問がパッと思い浮かぶ。
<1> あくまで業者の自己申告の数字であり、極めて公共的な第三者機関が一定の審査基準に基づき算出した確率ではない。
<2> 成功と失敗の定義が各社によって異なる。そもそも工作はその境目が曖昧なものである。
その他、どの程度工作の効果があったのか計り知ることは困難である。成功した場合でも、実際は工作以外のことが別れの原因になったかもしれない。失敗したと思っても実は効果があり、二人の間には亀裂が走り、半年後に別れるかもしれない。
そんなこんなを考えていくと、結論として、工作を確率論で説明すること自体、ナンセンスなのだ。
個人的にその数値に正当性を感じることができない。
中には何年もの間、一定基準でデータを取り、誠意を持った数値を出している業者もあるかもしれない。
しかし、それならばその基準もしっかり細かく明記すべきだと思う。そのほとんどが高確率をうたい文句にしているとしか思えないのだ。科学的に見れば間違いなく調査・工作において成功率を出す行為は非常識だ。
しかし、それが半ば常識化しているから恐ろしい。
競馬のオッズのほうがまだ科学的だ。
それに振り回され府中の立ち飲み屋で愚痴を言い合っているオヤジのほうがまだ常識的に思えてしまう。
どんな馬が走るかも分からないのに出馬表を作りオッズを出してそれに振り回されているのと同じで、不思議だ。「成功率を聞いて安心したい、すがりたい」という相談者も多いと思う。また、業者側もそういった心理をうまく利用しているのかもしれない。男と女の話ではそれもありかもしれない。しかし、こういった問題こそオッズに踊らされることなく冷静に考えるべきではなかろうか。
