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---------- 探偵土谷の『月刊 探偵ジャーナル』---------- |
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9月 探偵・声優・魂
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早いもので、ひと雨来たら秋の気配が漂ってきた今日この頃。
寝苦しい熱帯夜から解放されて、ほっとしている方も多いのではないでしょうか。
土谷も調査の合間をぬって話題の24シーズンVを見ました。
おかげで一日寝不足になりましたよ・・・。
しかも、えっ、そんなところで切るの!?てな具合で、
フラストレーションが溜まってしまい、次のリリースが待ち遠しい状態。
完全に作り手側の思う壺です。
長丁場の24なので、土谷は吹き替えにしてみています。
主人公ジャック・バウアーを演じる声優さんは小山力也さんという舞台俳優さんで
ERなんかでもジョージ・クルーニーの吹き替えをされていた方です。
アニメの声優も多く手がけている方で、メリハリの利いた声と演技が人気の高い声優さんなんですね。
ところで、
しゃべり方ひとつ、抑揚ひとつで人柄や緊迫感といったものが伝わるものです。
また声質や息継ぎのタイミング、訛りなども声から作られる人格の一つともいえるでしょう。
皆さんも経験ないでしょうか?
顔は知らないがいつも電話で話す相手の顔を、ひとり勝手に想像したことが。
いつも電話したら出る○○商事の受付女性の顔。
たまに掛けてくる地方支店の男性社員の顔。
土谷は、ラジオで渋滞情報を教えてくれる、
JARTIC日本道路交通情報センターのおねーさん
がどんな人なのか気になってしょーがありません。
早口で冷静かつ業務的な感じを受けますが、そのウラ側が知りたい…^^
それだけ声というものは相手に与える印象が強いものなのです。
また電話では、表情が見えない、つまり視覚的情報刺激がないために
聴覚に集中して相手を”見よう”とするのですね。
こういった声について意識するときが探偵にもあります。
それは電話を使った調査や工作の場面です。
話す相手やこちらの設定などに合わせて、しゃべり方を作り上げる必要があります。
堅苦しいしゃべり方、
緊張した感じのしゃべり方、
相手を軽く見たような話し方、
いい人そうな話し方・・
など、状況に合わせてしゃべり方、話し方を決めておきます。
例えば、依頼人の浮気相手に成り代わって、彼氏と話すときには
最終的には身を引く形をとるまでの流れを想定して、その都度話し方も変えていかねばなりません。
最初は緊張した感じで入り、
途中から怒りを含んだしゃべりにして、浮気オトコなりの意地をみせ、
彼女の気持ちが自分にないことを知ると弱気になり、
最後は負け犬を演じながらフェードアウトする・・・。
そういった一連の会話の流れの中で、こちらの感情を相手に分からせる。
それによりリアリティを出すわけですね。
これがただ謝るだけでは彼氏もなかなか納得しないし、場合によっては今後も関係が続くから、今を乗り切るために適当なことを言っているのではないか、と疑われてしまいます。
実際にこうした状況になったときに、どういった感じで人は話すだろうか?
そういったこと念頭において、かつ、相手の感情や意図を汲み取って、
それに合わせた話・話し方をすることがポイントです。
電話工作の台本には細かい台詞はのっていません。おおまかな流れしかないのです。
言わなければならないセリフをいくつか挙げておき、
それをどこでどういう風に効果的に言うか、ということなのですね。
声は想像力をかきたてます。
それを逆手にとって工作するのが探偵なのですねぇ。
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